糖尿病を放置すると・・・

 

糖尿病を放置すると体の血管が硬くなったり、日詰まりを起こしてしまうことが一番の問題です。

糖尿病の三大合併症として、腎臓、脳や神経、眼の合併症の障害が有名です。これらの臓器の障害に対していろいろな治療方法が考えられていますが、いったん悪化しはじめると、その進行が止められないのが悩みの種です。

最悪の場合、腎臓の病変の場合は人工透析、眼の場合は失明となってしまいます。

糖尿病の脳に対する影響は、血管病変による脳梗塞や脳出血だけではありません。後述のようにアルツハイマー病にかかる割合も高くなります。
手足に分布する神経の障害は、末梢神経障害と言って痛みを感じなくなるために、ケガをしても気づかなくなります。

足にケガをしたまま化膿してしまい、糖尿病による免疫力低下と血流低下から切断を余儀なくされることもあります。

糖尿病の足のケア(フットケア)を行なう医療者が、独立した専門職になっているぐらいです。

また血管障害は、心臓に行く血管が詰まってしまう心筋梗塞、脳に行く血管が詰まる脳梗塞も引き起こします。

太い血管が硬くなり、詰まりやすくなった結果、手や足の血行が悪くなります。そのため、最悪の場合、切断、といったことも起きてきます。

歌手の村田英雄さんが糖尿病からくる合併症のために足を切断したことは有名です。車椅子で舞台に上がりつづける姿は壮絶なものでした。

彼は、心臓のバイパス手術を受けていたことでも知られています。

糖尿病は、日本の死亡率一位のがんとも関連があります。糖尿病は人の免疫力を落とします。免疫機能はインフルエンザや肺炎といった感染症や、がん細胞から私たちの体を守っています。

私たちの体には、常にがん細胞も含む不完全な細胞が生まれています。こういった網胞はすぐに免疫細胞がやってきて取り除いてくれますが、糖尿病になってしまうとお目こぼしが多くなります。

人間の体はひとたび糖尿病になってしまうと体内で様々なホルモンが必要以上に分泌されてしまいます。これらのホルモンはがんを促進することが知られています

糖尿病の合併症は、どこか一カ所が悪くなるというより、起き始めるといろいろな治りにくい病気が全身的に、しかも同時多発的に進行してしまう厄介さを抱えています。

 

痛さで動けなくなる痛風

痛風もまた、わずらわしい病気です^痛風の痛さが言葉で表わせるものではないことは、大柄で屈強な患者さんが涙を浮かべる様子を拝見してもわかります。

しかも、一回発作を起こしてしまうと、クセになり、何回も、この痛い発作を起こしてしまうことになります。

とあるクリニックにテレビ局が取材にいらっしゃった時、プロデューサーさんが「うちのスタッフ、痛風持ちが多いのよね。痛風発作が起きると、動けなくなってしまうから損失が大きいのよ」とおっしゃっていたそうです。

実際、昇進がかかっていた海外出張の前日に激しい痛風発作が起きてしまい、泣く泣く大切な出張をライバルに代わってもらったというエピソードをうかがつたこともあります。

彼は、「だから俺はぜったい、もう痛風発作は起こさない」と今でも治療に専念されています。

食べ物についても尿酸値を下げるものを意識的に摂っていて、かなり痛風への警戒をしているようです。

尿酸値が高いと、痛風の原因となるばかりではなく、腎臓から膀眺へ尿を送る管である尿管内で石になってしまうことがあります。

これが尿管結石ですが、激しい痛みは経験しないとわからないものです。結石だけではなく腎臓の障害をきたすことも有名です。

人間は、ここ一番という時に限って具合が悪くなるものです。普段からの準備が大切です。

糖尿病も痛風も、きちんと管理しないと生活に大きな障害をきたすことになります。

最近、フリーアナウンサーの長谷川豊氏が糖尿病患者をバッシングするような記事を書いて大批判を浴びていますが、そんな簡単なものではないんですね。

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